不動産会社のインスタ活用方法とハッシュタグのポイント
競争の激しい不動産業界において、集客の差を生み出すためにはSNSの活用が有効です。なかでもInstagram(以下、インスタ)は、画像や動画といったビジュアルに特化している特徴があります。
「インスタで見たおしゃれな家に住みたい」「インスタを見てよさそうな物件があったので問合せをした」といったように、自社の魅力を伝えることで集客アップが期待できます。
この記事では、不動産会社におけるインスタの活用方法とハッシュタグの効果的な付け方について解説します。
目次[非表示]
- 1.不動産会社がインスタを活用するメリット
- 1.1.画像や動画で視覚的に訴求できる
- 1.2.幅広いユーザーに拡散できる
- 1.3.ファン化につなげられる
- 2.不動産会社で実践したい4つのインスタ活用法
- 2.1.①内装や周辺環境の画像投稿
- 2.2.②動画によるルームツアー
- 2.3.③ライブ配信でのイベント開催
- 2.4.④広告の配信
- 3.ユーザーの目に留まるハッシュタグのポイント
- 3.1.ビッグ・スモールキーワードを含める
- 3.2.エリアの地名を入れる
- 3.3.独自性のあるハッシュタグをつくる
- 4.まとめ
不動産会社がインスタを活用するメリット
インスタの活用は、不動産会社が集客を促すのに有効な手段の一つです。具体的なメリットには、以下が挙げられます。
画像や動画で視覚的に訴求できる
インスタは、画像・動画を使ったビジュアルに特化したSNSです。
不動産会社のコンセプト、物件の内装などを視覚的にアピールできるため、ユーザーの興味を引きつけやすいといったメリットがあります。
幅広いユーザーに拡散できる
さまざまな検索機能により、自社を直接検索しないユーザーにも投稿を見てもらいやすいこともインスタの魅力です。
▼インスタの検索機能例
-
ハッシュタグ検索
投稿に付けたハッシュタグを検索する機能
例)#物件探し #物件情報 #不動産会社
-
スポット検索
位置情報が設定された投稿を検索する機能
例)#東京 不動産会社 #大阪 賃貸物件
なお、検索ページではユーザーが過去に閲覧した投稿・検索履歴を基に関連した投稿が表示されます。このようなインスタならではの機能により、自社をまだ知らない潜在層に自社の情報を拡散できるのがメリットです。
ファン化につなげられる
自社の投稿に興味を持ってもらい、フォローされた場合、継続して投稿を見てもらうことが可能です。
インスタでの発信を通じてフォロワーと継続的な関係を築くことで、購買意欲や自社への愛着心を育てられます。これにより、自社のファン化へとつなげられる効果が期待できます。
不動産会社で実践したい4つのインスタ活用法
ここからは、不動産会社に有効な具体的なインスタ活用法を4つ紹介します。
①内装や周辺環境の画像投稿
物件の内装・周辺環境の画像を投稿し、インスタアカウントをカタログのように活用できます。画像の投稿には、以下のようなアイデアがあります。
▼画像の投稿例
- 周囲環境や近隣施設などを投稿し、ライフスタイルをイメージしてもらう
- 内装を投稿し、自社商品の魅力や自社のコンセプトを理解してもらう
- 物件情報を投稿し、物件の情報収集をしてもらう
検索画面に表示された画像を見て、気になったユーザーがアカウントに訪れると、検索で見つけたもの以外の投稿も見てもらうことが可能です。
②動画によるルームツアー
インスタは、画像だけでなく動画の投稿も可能です。動画投稿やストーリー機能を用いて、以下のようなルームツアーを実施できます。
▼ルームツアーの企画例
- 玄関から各部屋への動線を映し、住宅の間取りをイメージしてもらう
- 住宅内のこだわりの部屋や設備を解説する
- リフォームの前後で変化を比較してもらう
物件の内部を紹介するルームツアーを実施すると、実際に住宅内を歩いているかのようなリアルなイメージを提供できます。
③ライブ配信でのイベント開催
ライブ配信機能を利用し、ユーザーとリアルタイムで交流できるイベントを実施できます。
▼ライブ配信でのイベント例
- 物件の見どころやこだわりを社員が紹介する
- 物件購入に至った人のインタビューを実施する
- 契約までの流れや豆知識を配信し、コメントで質問を受け付ける
ライブ配信中にはコメントを収集できるため、ユーザーの生の声が聞けるといったメリットもあります。
④広告の配信
インスタでは、画像や動画を生かしたさまざまな種類の広告を掲載できます。代表的な広告には以下があります。
▼カルーセル広告
タイムライン上に複数枚の写真・動画を配信する広告です。自社コンセプトの訴求、モデルルームの宣伝などに役立ちます。
▼発見タブ広告
インスタの検索画面(虫眼鏡のタブ)に表示される広告です。情報検索をするユーザーに訴求できるため、自社アカウントの発見につなげられます。
このようなインスタ広告は、認知度の拡大や新規見込み顧客の獲得に役立ちます。ただし、広告掲載には費用が発生するため、費用対効果を考慮したうえで導入を検討することが重要です。
ユーザーの目に留まるハッシュタグのポイント
インスタを用いて認知度の拡大や見込み顧客の獲得につなげるためには、自社の投稿がユーザーの目に留まらなくてはなりません。そのために活用するのが“ハッシュタグ機能”です。
ハッシュタグを活用することで、投稿を拡散し、より多くのユーザーと接点を持てるようになります。ここでは、ハッシュタグを付ける際のポイントを紹介します。
ビッグ・スモールキーワードを含める
ハッシュタグに用いるキーワードには、ビッグキーワード・スモールキーワードの両方を含める必要があります。
▼ビックキーワード
検索エンジンで検索数が多い広義的なキーワードのこと。より多くのユーザーにヒットさせるために盛り込む必要があります。
例)#マイホーム #一戸建て #引越し #物件探し
▼スモールキーワード
検索エンジンでの検索数が少なく、より具体的かつニッチなキーワードのこと。ターゲットを絞るための狭義的なハッシュタグを設定します。
例)#1LDK #間取り #デザイナーズ物件 #世田谷
エリアの地名を入れる
不動産会社の営業エリアや物件の地域などをハッシュタグに含めるのも有効です。エリア+不動産関連のタグを入れることで、地域を絞ってターゲットにアプローチできます。
例)#東京賃貸マンション、#大阪賃貸情報、#東京郊外で暮らす
独自性のあるハッシュタグをつくる
検索数が多いハッシュタグだけでなく、独自性のあるハッシュタグを設定する方法もあります。ユーザーに自社ならではのハッシュタグの活用を促すことで、タグを定番化し、拡散させることが可能です。
たとえば、以下のようなハッシュタグが挙げられます。
▼企業をイメージさせる
例)#低予算で叶うマイホーム #賃貸で暮らす #北欧インテリア #フルリノベ住宅
▼住んだ後の生活を想像させる
例)#おうち時間を楽しむ #夫婦共働きの住まい計画 #アウトドアができる家
▼暮らしの憧れを抱かせる
例)#初めての一人暮らし #自然とともに暮らす家 #おしゃれな暮らしがしたい
まとめ
インスタは、新たな顧客とのつながりを生み、ファン化が期待できるSNSです。内観・外観・施工イメージを写真・動画を使って視覚的にアピールできるため、不動産営業の集客にも有効といえます。
画像・動画の投稿に加えて、ライブ配信、広告の掲載などさまざまな活用法があるため、自社のコンセプトや情報発信の内容に応じて検討してみてください。
また、認知度の拡大や集客につなげるには、ハッシュタグの付け方にこだわることもポイントです。不動産会社の集客アップに向けて、インスタ活用を始めてみてはいかがでしょうか。