〈業務支援サービス会社インタビューvol.1〉物件掲載業務の効率化が、売上につながる

2023-05-19 02:05Business 編集部業界ネタ_トピックス

近年、不動産業界では働き方改革やDX（デジタルトランスフォーメーション）化が進み、さまざまな業務支援サービス・ツールが増えています。その一方で、選択肢が増えることで、「どの会社のサービス・ツールを選べばよいかわからない」といった声も聞こえてきます。

本シリーズコラムでは、不動産会社向けに業務支援サービス・ツールを提供されている会社にインタビューをし、サービスページだけではわからない魅力や想いをお伝えします。

第1回は、テクノロジーを利用して不動産仲介業務を自動化・効率化するサービスを展開する、不動産DX企業の株式会社iimon 後藤様です。

株式会社iimon

共同創業者取締役 CMO　後藤博一様

≫ 株式会社iimonのサービスはこちら

目次[非表示]

1.サービス開発の背景について
2.サービスの強み・メリットについて
3.不動産会社がサービスを導入するきっかけについて
4.今後の展望

サービス開発の背景について

共同創業者の役員三人が、元々不動産仲介業を経験しており、営業現場で自分たち自身も多くの課題を抱えていました。業界全体で同じような課題を抱えているのであれば、解決するようなITサービスを開発し、提供していくことで、業界全体の改善ができないかと思っていました。

営業担当者の1日は、物件情報の入力を中心に、お客様との接客時間以外に多くの時間が取られます。より効率的に業務を行えるツールを開発し提供することで、一人ひとりのお客様に向き合う時間が増え、売上向上にもつながっていくと思っています。

今は、物出業務、分析業務、入力業務、物確業務、追客業務にそれぞれ特化したサービスを展開しています。

サービスの強み・メリットについて

いくつかある商材の中で、一番多くの会社様にご利用いただいているサービスが
〈入力速いもん〉です。他社でも近いサービスはいくつかありますが、当社のサービスは、ただ自動的に物件が入力できるだけではなく『現場の営業担当者の使いやすさ』や『物件入力後の管理』なども考慮しています。

簡単に言えば、2クリックで物件情報が入力できるサービスですが、その使いやすさにこだわった他、

入力中に情報を変更・追加ができる機能
過去に登録した部屋情報があるか調べる機能
複製した物件の必要箇所だけ1クリックで変更出来る機能
カテゴリーを維持しながら画像を変えられる機能

などがあります。
一番多くの会社間流通サイト、物件入力画面に対応していることも大きな強みです。

それ以外のサービスに関しては、当社オリジナルの観点から開発したサービスになります。1つのサービスで大きな作業軽減になるというより、それぞれの業務に特化しているので不動産会社様のスタイルに合わせてご利用いただくことができるようになっています。

不動産会社がサービスを導入するきっかけについて

いろいろな課題感をもつ不動産会社様にサービスを導入いただいています。
サービスごとにきっかけもさまざまですが、〈入力速いもん〉を実際に導入いただいた不動産会社様からは、下記のような嬉しい声があります。

株式会社タウンハウジング様
今までは物件情報の精度にばらつきがあったが、そこが改善された事と、現場の業務削減、生産性の向上を期待しての導入になります。

株式会社タイセイ・ハウジー様

日々の物件入力業務の負担が大きく、自社のスタッフだけで完結することが困難だったため、入力業務の一部を外部委託していましたが、最終的なチェックを自社で行わなければならないこともあり、期待通りの効果が得られずにいました。
物件入力業務がスタッフの大きな負担となってしまっていたので、その状況を改善できる方法をずっと探していました。

株式会社S-FIT様

業務時間帯の1/5近くを入力業務の時間として割いていました。
また、新人が入社するたび、入力業務に対する教育を実施していますが、新人が習熟するまでに約1～2ヶ月の歳月を必要としています。入力に掛かる時間を削減し、資料送付・アフターケアなどの時間に回し、お客様へのサービス向上の時間を増やしたいと考えていたところで〈入力速いもん〉のお話をいただき、導入に至りました。

その他にも「入力業務が効率化されたことで他業務に時間を費やすことができるようになった」「当日の新着物件を日々掲載できるようになり、反響数が増加した」といった反応もいただいています。