内見のイメージアップのためには? 7つのポイントと成約率向上の方法を紹介
インターネットでの部屋探しが主流となるに伴い、あらかじめ間取りや設備、周辺の賃料相場をチェックし、内見数を絞って部屋探しをする人も多くなっています。
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC) の調査によれば、物件を契約した人が検討時に問合せた不動産会社数は平均 2.6社と年々減少傾向にあります。
インターネットである程度、問合わせをする不動産会社や物件を絞り込み、内見は「ネットで閲覧した情報やマイナスポイントの確認の場」と考えている場合が多いと考えられます。
そのため、内見に備えて物件のマイナスポイントをなくし、イメージアップを図ることが重要です。本記事では、内見のイメージアップのポイントと成約率を向上させるテクニックを解説します。
目次[非表示]
- 1.内見のイメージアップにつながる7つのポイント
- 1.1.1.エントランスや共用廊下を清掃する
- 1.2.2.ゴミ置き場を清潔に保つ
- 1.3.3.駐輪場の放置自転車を確認する
- 1.4.4.植栽やライトアップで演出する
- 1.5.5.部屋の空気を入れ替える
- 1.6.6.部屋を広く明るく見せる
- 1.7.7.ホームステージングの活用
- 2.内見の成約率を上げる5つのテクニック
- 2.1.1.顧客の反応やリアクションを観察する
- 2.2.2.物件の特徴だけでなく生活上のメリットを訴求する
- 2.3.3.実際の生活をイメージしてもらう質問をする
- 2.4.4.相場観と物件の希少性をしっかりと伝える
- 2.5.5.気に入った物件では採寸などを実施する
- 3.まとめ
内見のイメージアップにつながる7つのポイント
内見のイメージアップにつながるポイントを7つ紹介します。
1.エントランスや共用廊下を清掃する
共用部のなかでも、エントランスや共用廊下はマンションの第一印象を左右する重要な場所です。
内見する部屋までの共用廊下にゴミが落ちていたり、入居者の荷物が無造作に置かれていると、マイナスイメージを持った状態で室内の内見がスタートすることになります。
エントランスや共用廊下が清掃されているかの確認のほか、切れている電球などがないか、メールボックスからチラシがはみ出ていないかなども含めてチェックしましょう。
2.ゴミ置き場を清潔に保つ
内見前には、ゴミ置き場に散乱したゴミがないか、不法投棄されているものがないかなどをチェックし、清潔に保っておくことも大切なポイントです。
適切に管理されているマンションかを判断するために、汚れやすくこまめな清掃が必要となるゴミ置き場を重点的にチェックする内見者もいます。
マンションの住人以外がポイ捨てしやすい、あるいはカラスなどに荒らされやすいゴミ置き場は、衛生面や防犯面への懸念からマイナス評価につながります。
内見前にゴミ置き場が適切に管理されているかを確認しておきましょう
3.駐輪場の放置自転車を確認する
駐輪場がきれいに保たれているか、放置自転車がないかも確認しましょう。
放置自転車の原因として、入居者が乗らなくなった自転車を放置し続けているほか、以前の入居者が置きっぱなしで退去した、あるいは居住者以外の人が不法投棄していることが考えられます。
壊れてボロボロになった自転車が放置されていると、美観上だけでなく駐輪場の使い勝手や防犯面にも影響します。
放置自転車がある場合は持ち主の特定を進め、内見までに間に合わない場合は、一時的な移動を含めて内見に影響しないよう対策しましょう。
4.植栽やライトアップで演出する
きれいな状態に保たれたエントランスを植栽やライトアップで演出すると、内見者に好印象を持ってもらいやすいでしょう。夜間の内見時の印象改善にも役立ちます。
外観に緑を加えることで自然を身近に感じられ、落ち着いた住環境と感じてもらいやすく、同時に適切に管理されているという評価にもつながりやすいといえます。
たとえば、季節を感じられる紅葉や、花が咲く種類で、視線を集めるようなシンボルツリーとなる木を植えるのも一つの方法です。
建物の外観デザインに合わせて壁面に設置できるエクステリアライト、あるいはセンサーライトでの演出も考えられます。
5.部屋の空気を入れ替える
部屋に入った瞬間のこもったにおいや夏場のむっとくる空気感だけで、印象が悪くなることもあります。
事前に空気を入れ替える、あるいはリラックス効果が期待できるアロマや芳香剤を準備しておくのもよいでしょう。
また、キッチンや洗面所など水回りの汚れやにおいを気にする人は少なくありません。水回りのにおいは、排水トラップの封水切れや排水溝・排水管の汚れが原因として考えられます
封水を補充して汚れを取り除く、あるいはアルコール除菌スプレーで菌の発生を抑制するなどの対策をしましょう。
水回りは清掃だけでなくにおいもチェックポイントの対象となります
6.部屋を広く明るく見せる
室内が暗ければ、部屋が狭い印象や、日当たりが悪い印象を与えてしまいます。
そこで、内見の時間帯に合わせて照明をつけ、間仕切りや扉、カーテンを開放するなど、なるべく部屋を広く・明るく見せる準備が大切です。
バルコニーの向きが北側あるいは低層階で隣接する建物との距離が近い物件などでは、日当たりや室内の明るさは重要なチェックポイントとなります。
なお、気持ちよく内見してもらえるように、スリッパやウェルカムボードを備え付け、設備や仕様の魅力を記載した「POP」を各部屋に用意しておくと印象に残りやすくなります。
7.ホームステージングの活用
費用はかかりますが、ホームステージングを活用することで、入居後の生活や部屋のサイズ感を実感しやすくなり、成約率の向上が期待できます。
また、不動産ポータルサイトへの掲載情報として、ホームステージングで演出された部屋の画像や3D動画を掲載することで目立ちやすくなり、閲覧数・内見希望者数の増加につながります。
賃料や築年数などから費用対効果を判断し、活用を検討してみましょう。
ホームステージングや、AIのバーチャルホームステージングなどで作成した画像を活用する方法もあります
内見の成約率を上げる5つのテクニック
ここでは内見の成約率を上げる5つの方法を紹介します。
1.顧客の反応やリアクションを観察する
最初は、顧客が部屋を見た際の反応やリアクションをしっかりと観察することを優先し、しゃべりすぎないことです。
間取りや設備、周辺環境など、どこによい、あるいは悪い印象を持つかを観察し、その顧客に必要な情報を見極めるよう心がけましょう。
物件のメリットや特徴をすぐに説明したくなりますが、まずは顧客のニーズを探ることに徹し、質問などで深掘りすることが大切です。
2.物件の特徴だけでなく生活上のメリットを訴求する
物件の特徴だけでなく、実際に生活するうえでのメリットを訴求することも大切です。
たとえば、宅配ボックスが設置されているマンションであれば、「配達時間を気にせず外出できる」「家事やテレワークで手が離せなくても荷物を受け取れる」など、生活するうえでの利便性や安全性を伝えるようにしましょう。
物件設備とあわせて生活スタイルに合わせた提案をすると生活イメージがしやすいでしょう
3.実際の生活をイメージしてもらう質問をする
内見者の反応を見ながら、「この部屋での生活や、ここからの通勤などはイメージできますか?」「ソファやテレビはどこに置きたいですか?」など、実際の生活をイメージしてもらう質問をすることも効果的です。
複数の物件を内見するなかでは、具体的なイメージをしたほうが印象が残りやすく、契約候補の物件として検討してもらいやすくなります。
4.相場観と物件の希少性をしっかりと伝える
すぐに埋まってもおかしくない物件や、相場より賃料設定がお得な物件は、物件の希少性とともに地域の相場観を伝えることが大切です。
探しているエリアの賃料相場を示す客観的な資料を準備し、賃料が決まるポイントなどをわかりやすく説明します。
希少性の高い物件であることを客観的に伝えることで、成約率が上がります。
5.気に入った物件では採寸などを実施する
内見の結果、気に入った様子があれば、家具やソファを置くスペースの採寸、コンセントの位置などを一緒にチェックしてあげましょう。
実際に生活するイメージを持ってもらうことで、物件の印象も残りやすくなります。
無料インターネット設備が導入されている物件であれば、Wi-Fiルーターの設置場所などのアドバイスも有効です。
ソファやベッドなど大型の家具が設置できそうか、採寸しながら確認を
まとめ
ある程度物件情報や賃料相場を把握したうえで内見する人も多いことを想定し、物件のマイナスポイントへの対策、客観的な賃料相場の資料などを準備することが大切です。
同時に、内見までに、他社での内見数や決定に至らなかった理由、こだわるポイントなどの情報をできるだけヒアリングしたうえで案内に臨みましょう。
賃貸管理の担当者はやる仕事も多く、業務の効率化も重要な課題の一つです。
内見のイメージアップによって成約率を上げられれば、業務の効率や生産性も向上し、ほかの業務に割ける時間を増やせます。ぜひ参考にしてください。
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