開封してもらえるメールと開封されないメールの違い
あなたはメールがきた際、何を見て開封しようと思いますか? 最初に目にするものは送信者名と件名ではないでしょうか。不動産営業においても、自身が顧客へ送信したメールが他のメールに埋もれないために送信者名と件名の工夫が重要です。
ここでは、顧客心理を踏まえた送信者名と件名について解説していきます。
すぐにメールを開封してもらうための、メール送信のコツ
はじめに迷惑メールではないと思ってもらうための初期設定から説明していきましょう。
迷惑メールやウイルスでないことが一目でわからなければ、開封されず後回しにされてしまいます。メール受信者としては、開封しないと中身がわからないものは、怖くて開封でいきないですよね。そのため、送信者名と件名を正しくつけることが大切です。
まずは送信者名の設定です。基本的には名前だけの場合が多く、メールの受信者である顧客から見ると「誰?」となってしまうことが多々あります。そのため、会社名と送信者名がわかるように設定することをお勧めします。
また、送信者名が長くなると省略され、表示されなくなってしまうため、会社名と送信者名が一目で見えるよう工夫してみるとよいでしょう。
例えば、
株式会社●●を(株)●●に省略したり、半角文字(カナ)などを使用したりしていくと表示される文字が増えるため、省略されにくくなります。
伝わりやすいメール件名の設定方法
件名にはメールの目的を明確にし、興味を引く魅力的なタイトルを付けると良いです。メールを開封しなくても、どのような内容のメールがきたかが一目でわかるよう、件名を工夫することが大切です。
例えば、件名に「先日はありがとうございました」など挨拶だけの場合、中身が推測できにくいため、開封されないことが増えてしまいます。受信者である顧客にとっての、メールを開封すべきメリットを伝えていきましょう。
特に物件内覧後や、査定依頼の際は他の不動産会社からも同様のメールが複数送られてくるため、いかに自身のメールを優先的に開いていただけるかを考えた件名の設定を心がけてください。
▼ポイント①
【 】(すみつきかっこ)を使って要件を伝えることができます。
【至急】【送付】【確認】【要返信】など一目でわかる重要なポイントから入れていきましょう。
▼ポイント②
そのうえで、内容を簡潔に“13文字以内~25文字以内”のタイトルにするといいでしょう。これは人間が1秒で読める長さが13文字のため、パッと見て理解できるからです。
例えば、
ご依頼の●●市一戸建て物件審査が完了しました
6/24(土)13:00内覧済み物件の詳細情報
など、目的を明確に示した件名は、顧客の興味を引き、このメールが重要であると認識されます。ただし、件名が長すぎると省略されてしまいますし、顧客がパッと見て内容を把握できなくなってしまいます。そのため、どんなに長くても25文字で終わるよう心がけましょう。
優先的に開封したくなるメールタイトルの付け方テクニック
大切なのは、顧客のメール受信箱の状態をイメージすることです。どんな文章なら読みたくなるかを想像していきましょう。競合他社はどんな情報を送ってくるのかを想定し、どうしたら優先的に開封してもらえるようにするかが大切です。
同業者も同じような情報を送ってきていることを前提に、どうすれば他社ではなく自社のメールを開きたくなるか?を考えていきましょう。
例えば、
- 売出し前の最新情報
- 売却価格を上げられる可能性について
など、相手のメリットを考えて記載することがポイントになります。
メール送信一つをとっても他社との差別化を図っていくことで営業成績につながっていきます。そのため、機械的に処理してしまうのではなく、重要な営業活動と捉えて向き合ってみてはいかがでしょうか。