初対面で信頼されやすい印象のつくり方

初対面で顧客から信頼されるためには、どんな印象作りをしていますか?
よくアピアランスやマナーという観点で語られる部分ですが、今回はこのテーマを営業観点で解説します。
1.普段の自分が持たれる印象は?
あなたは普段、どのような印象を持たれているのかを理解していますか?営業成績を上げようと思ったら、この問いにすぐ答えられることが望ましいです。
ここでのポイントは「私はこう思われていると思っている」という主観の話ではありません。他人から見られる自分の印象を正しく理解しているかどうか、というのがポイントです。とくに第一印象でどう思われるのかを、プラス面とマイナス面の両方で把握しておくことが大切です。
「第一印象で笑顔がいいのが印象に残りますね」
「第一印象だとちょっとゴリ押しの営業をしてきそうと勘違いされる可能性ありますよね」
など、率直に職場の同僚や上司、仲の良い顧客から聞き出して、「他者認識での自分自身の第一印象を理解しておく」というのは、営業担当者にとって重要な取り組みとなります。
2.どんな印象を追加するとより良くなるか?
他者認識の自身のプラス面・マイナス面が把握できたら次に、「好印象の営業担当者になるためには、どんな要素を追加できたらよいか」を考えます。
ここでのポイントは
- プラス面を伸ばすためにできること
- マイナス面をカバーするためにできること
それぞれを考えることが大切です。
ここは長所を伸ばすという視点と、短所を克服するという両方の側面で考えてみるとよいでしょう。
長所を伸ばすというのは、今持たれているプラス面(好印象)をもっと伝えるには何ができるかを考えるということです。一方で、マイナス面(悪印象)はどうやったら持たれないようになるかを考えて対策をすることで、全体として印象を良い方にコントロールしていくことができます。
3.ギャップを埋めるための印象作り
前述の印象を追加するという点について、少し事例を提示します。
■プラス面を伸ばすアイデア
- プロフィール写真を笑顔のものに変えてみよう
- もっと笑顔の印象が伝わるために、髪型をさわやかにしてみよう
- 最初の挨拶の際にもっとお辞儀の角度とかに気を付けてみよう
など、今持っている良さをどうやったら際立たせることができるかを考えるのは、とても重要です。
■マイナス面をカバーするアイデア
- 年上で怖そうに見えるから、最初の挨拶を満面の笑みで行えるようにしよう
- プロフィールシートに年下の方が親近感を持ってくれるような趣味を書き加えよう
- 年上の顧客が信頼してくれるようになるために、落ち着いた態度や服装を心掛けよう
など、特に年齢の離れた顧客を相手にする場合や、異性の顧客を相手にする場合にもたれるマイナス印象を持たれない工夫を考えて実践していくことをお勧めします。
ぜひ、できることから一つずつ、対策をしていってください。そうすることで、第一印象を変えることができ、その結果、よい営業成果に繋がると考えています。
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