不動産会社のブログネタ5選! 集客成功のコツを解説
インターネットの普及により、不動産会社の集客においてもオンラインでの施策を用いるのが当たり前になっています。ブログはオンライン集客の代表的な手法の一つであり、適切に運営すれば集客の向上が期待できます。
今回はブログの有効性について確かめたうえで、不動産会社のブログのネタとして使えるテーマや、集客を成功させるコツを見ていきましょう。
≫ 関連コラム『SNS集客を強化するおすすめのサービス3選』
目次[非表示]
- 1.不動産会社の集客にブログが有効な理由
- 2.不動産会社がブログ運営を成功させる基本のポイント
- 2.1.ペルソナを明確化する
- 2.2.SEO対策に力を入れる
- 2.3.カテゴリー分類を行う
- 2.4.更新頻度を高める
- 3.不動産会社におすすめのブログネタ5選
- 3.1.物件紹介
- 3.2.住宅に関する税制や助成制度の解説
- 3.3.不動産用語の解説
- 3.4.住宅設備や住宅性能の紹介
- 3.5.営業エリアの街紹介
- 4.ブログのネタ探しに困ったときの対策
- 4.1.サジェスト分析・ユーザーデータ分析
- 4.2.ニュースのチェック
- 4.3.ブログ運営の外注
- 5.集客効果を得にくいブログの特徴
- 5.1.従業員の日常やプライベートの話
- 5.2.内容がイメージしにくいブログタイトル
- 5.3.無関係な内容の記事
不動産会社の集客にブログが有効な理由
ブログというと、一般ユーザーにとっては日記の延長線上といったイメージもありますが、企業にとっては重要な集客ツールです。サービスの進歩により、専門的な知識がなくても運用できるようになっているため、手軽に始められるのが大きな特徴といえるでしょう。
不動産会社がブログを活用するメリットは、「自社の魅力を広くアピールできる」「初期費用を抑えられる」「独自性のあるコンテンツがつくれる」といった点にあります。ブログは自社主体のメディアの役割を果たすため、自由に会社の強みや魅力をアピールすることができます。
また、広告費用などが発生せず、コストを抑制して運営できるのも魅力です。さらに、作成したコンテンツや自社独自の財産となり、有益な記事を積み上げていけば長期的に集客効果の向上をもたらす可能性があります。
そのため、新たにオンラインによる集客施策を導入するのであれば、まず検討しておきたいツールの一つといえます。
不動産会社がブログ運営を成功させる基本のポイント
誰でも手軽に始められるとはいえ、ブログを集客につなげるにはコツを押さえたうえでの運用が大切です。ここでは、基本的なポイントを4つに分けてご紹介します。
ペルソナを明確化する
ブログを多くの人に見てもらうためには、「ユーザーにとって有益かどうか」を真剣に見極める必要があります。ビジネスとして運営する以上は、無料で提供するブログであっても、自社の重要なサービスであるという観点を忘れてはなりません。
そして、ユーザーにとっての有益性を判断するうえで重要なのが「ペルソナの明確化」です。ペルソナとは、自社の主要なターゲット像を具体的にイメージし、性別や年齢、職業、価値観、趣味、家族構成といったさまざまな要素を設定することです。
たとえば、比較的に高齢のユーザーを想定するなら「バリアフリーや相続」、大学生を対象とするなら「一人暮らしの準備」などのテーマが親和性は高いと考えられます。このように、どのようなペルソナをイメージするかによって発信すべき情報も大きく異なるため、最初に緻密な設定を行うことが大切です。
SEO対策に力を入れる
SEOとは検索エンジン最適化のことであり、Googleなどの検索エンジンで高評価を獲得し、検索結果の上位にコンテンツを表示させる取り組みを指します。SEOに力を入れることで、ユーザーがキーワード検索をしたときに自社のコンテンツを見てもらえる機会が広がるため、優先的に実践すべき施策の一つです。
SEOに関する評価基準は定期的に更新されていますが、基本的には「ユーザーにとっての有益性」が重視される傾向にあります。そのため、まずは適切なキーワード選定や見やすいサイト構造など、基本的なポイントを心がけることが大切です。
カテゴリー分類を行う
ユーザーにとって有益なブログをつくるという点では、コンテンツの内容にこだわるのはもちろん、サイト全体を見やすく整理することが大切です。そこで重要となるのがカテゴリー分類を行うことです。
テーマごとにカテゴリーを作成し、それに応じてコンテンツを分類すれば、ユーザーは記事を探しやすくなります。当然ながら、SEOにも影響を与えるので、コンテンツを公開する際には丁寧に仕分けするといいでしょう。
更新頻度を高める
多くのユーザーに見てもらうためには、ブログの更新を安定的に続けることが大切です。記事が充実すれば、さまざまなニーズを持ったユーザーに見てもらえるため、ブログ全体のアクセス数が向上します。
また、適切な更新頻度の維持はSEO対策においても重要となるため、継続的にコンテンツを作成できる仕組みを構築することが大切です。
不動産会社におすすめのブログネタ5選
継続的なコンテンツの発信には、適切なテーマ選びが近道となります。ここでは、代表的なブログのネタを5つご紹介します。
物件紹介
自社で取り扱う物件の紹介記事は、代表的なブログのテーマです。物件情報は日々更新されていくため、それだけでもブログのネタに困ることが少なくなります。構成も固定できるので、安定的にコンテンツを発信できるのが利点です。
また、単なる物件データだけでなく物件に対する細かな情報も伝えられるので、ユーザーにとって有益である場合が多いといえるでしょう。
住宅に関する税制や助成制度の解説
住宅販売を扱う会社であれば、住宅に関する税制や助成制度の解説記事も有力なテーマです。住宅に関する制度や仕組みは、社会情勢に合わせてこまめに改定されていくため、記事として扱えばユーザーにとっての有益性が高まります。
不動産用語の解説
多くのコンテンツを生み出せるテーマとしては、不動産用語の解説も有力です。不動産には一般のユーザーにはなじみのない用語も多い一方で、なかには契約に直接関わる重要なものも存在します。
そのため、分かりやすくためになるコンテンツを配信し続ければ、自社のイメージや信頼性の向上に大きく寄与するでしょう。
住宅設備や住宅性能の紹介
住宅設備や住宅性能は、普段あまりなじみのない用語や情報が多いため、ユーザーにとっては気になりやすいテーマの一つといえます。住宅性能一つをとっても、断熱性や耐震性、防犯性、冷暖房効率といった多様なテーマが存在します。
専門的な観点からこれらの記事を作成すれば、ユーザーの興味を引くコンテンツを安定的に配信しやすくなるでしょう。
営業エリアの街紹介
不動産会社は特定の商圏を対象とし、地元密着型で営業されるケースが一般的です。そのため、該当する営業エリアの街紹介を記事で扱ってみるのも一つの方法といえます。
具体的には、自社が扱う物件について最寄り駅の利便性や治安、便利な周辺施設などを紹介するといった方法がメジャーです。特に初めてその地域への引越しを考えている遠方のユーザーなどにとっては、有益性の高いコンテンツとなるでしょう。
ブログのネタ探しに困ったときの対策
ブログで集客効果を生み出すには、継続的に取り組める仕組みづくりに力を入れることも大切です。ここでは、ネタ探しに困ったときの対処法をご紹介します。
サジェスト分析・ユーザーデータ分析
「サジェスト」とは、検索エンジンが入力された情報に合わせて提案してくれるキーワードのことです。端的に言えば、あるキーワードとの相性がよい別のキーワードを提案してくれる機能とも表現できます。
Googleなどの検索エンジンでは、サジェスト分析を無料で行えるツールが用意されているので、関連するキーワードを探す際に活用するのがおすすめです。また、自社のブログのデータを振り返り、「ユーザーからどのようなキーワードで検索されているのか」を分析してみるのも有効な方法です。
ニュースのチェック
住宅に関する時事問題からも、ブログで扱えるネタが見つかることがあります。時間があるときにニュースや省庁のデータをチェックしておき、何か活用できそうなものはないかを探してみるのもいいでしょう。
ブログ運営の外注
「十分な人的リソースが割けない」「自社の人員は接客などのコア業務に専念させたい」という場合は、ブログの運営そのものを外注することも検討しましょう。コンテンツ制作やSEO対策を専門に行う会社に依頼すれば、安定的なクオリティで自社ブログを運営することができます。
LIFULL HOME'S BusinessではエリアSEOに強いブログ投稿などの代行サービス「地元紹介丸投げパック」を掲載しています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
≫ SEO対策・長期追客・地域活性化を丸投げ!『地元紹介丸投げパック』
集客効果を得にくいブログの特徴
最後に、集客効果を得にくいブログの特徴を簡単に確認しておきましょう。
従業員の日常やプライベートの話
ビジネスブログでは、個人のブログとは運用の目的が異なるため、テーマを慎重に選ぶことが大切です。親近感を抱いてもらうために身近な話題をテーマとする場合でも、あまりにも個人的な話題はおすすめしません。
例外的に、採用を目的としたブログであれば、従業員の様子や働き方を通じて、求職者に自社の魅力を知ってもらえる可能性はあります。ただし、その場合もプライベートな話題には触れないようにしましょう。
内容がイメージしにくいブログタイトル
キーワード検索による流入を考えると、タイトルはユーザーの興味を引くためにも特に重要なパーツです。新規のユーザーに見てもらうのであれば、「タイトルだけで何について書いてあるかが端的に分かる」のが理想です。
そのため、「お久しぶりです!」「今日あったこと」といったあいまいなタイトルは避け、明快で分かりやすい表現を心がけましょう。
無関係な内容の記事
意外に陥りやすいNGポイントとして、無関係な記事の投稿が挙げられます。ブログのネタに困ってしまい、結果として不動産とは関連の低いテーマで記事を投稿するといったケースは少なくありません。
しかし、不動産会社としての専門性を大事にするためには、やはり業界と関わりのないテーマを扱うのは避けるべきです。また、残業や業務の忙しさといった会社のマイナス要素が伝わってしまうような内容も控えましょう。
ブログとはいっても、あくまでユーザーから見られることを想定した公式の情報なので、発信する内容には十分に注意が必要です。必要に応じてダブルチェックを行うなど、仕組みから予防していくことも大切となります。
●記事のおさらい
最後に、今回の内容をQ&Aで確認しておきましょう。
Q:不動産会社がブログ運営を成功させるコツは?
A:まずはペルソナを明確に設定し、対象に合ったコンテンツを配信することが大切です。そのうえで、SEO対策を意識して、ユーザーにとって使いやすい・見やすい構成を実現するのがポイントとなります。
Q:不動産会社のブログにピッタリのテーマは?
A:不動産会社のブログであれば、「物件紹介」や「住宅関連の税制・優遇制度の仕組み」「住宅設備・性能の紹介」「不動産用語の解説」などが考えられます。また、不動産仲介業であれば、「営業エリアの街紹介」なども親和性が高いテーマです。
≫ 不動産仲介・管理業務で役立つ営業ノウハウなどをお届け『セミナー・イベント』