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空き家が前回調査から51万戸増加。空き家率は13.8%と過去最高を更新

空き家が前回調査から51万戸増加。空き家率は13.8%と過去最高を更新

総務省は2024年4月30日に、令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果を発表しました。調査結果の早期提供を目的として、全国の都道府県の総住宅数、空き家数などを確定値に先駆けて公表されました(確定値は2024年9月ごろに公表予定)。集計結果から概要をまとめます。

目次[非表示]

  1. 1.総住宅数は、2018年から261万戸(4.2%)増加
  2. 2.空き家は前回調査から51万戸増加、900万戸に

総住宅数は、2018年から261万戸(4.2%)増加

2023年10月1日現在の日本の総住宅数は6,502万戸で、前回調査の2018年から4.2%(261万戸)増加しました。総住宅数を都道府県別に見ると、最も多いのは東京都で820万戸、次いで大阪府が493万戸、神奈川県が477万戸となっています。総住宅数が最も少ないのは鳥取県で26万戸、次に少ないのが島根県で32万戸でした。

2018年からの総住宅数の増加率を都道府県別にみると、沖縄県が7.2%と最も高く、次いで東京都が6.9%、神奈川県と滋賀県が5.9%という結果となりました。総住宅数の変動率は全国平均で4.2%と、一部の県(青森県、秋田県、高知県、長崎県)で減少したものの、全体的には増加傾向にあります。

(出典:令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果

(出典:(総務省統計局)令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)

空き家は前回調査から51万戸増加、900万戸に

総住宅数が増加するなか、空き家も同様に増加しています。2023年現在、日本の空き家数は900万戸に達し、2018年の前回調査849万戸から51万戸増加、空き家率は13.8%(前回調査は13.6%)と上昇し、過去最高となりました。空き家率を都道府県別に見ると、最も割合が多いのが和歌山県と徳島県で21.2%、次いで山梨県が 20.5%、鹿児島県で20.4%、空き家率が最も少ないのが沖縄県で9.3 %でした。

なお、空き家のうち、「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家率」を都道府県別にみると、鹿児島県が13.6% と最も高く、高知県12.9%、徳島県と愛媛県が12.2%と続きます。比較的、放置された空き家の割合が西日本で多い傾向となっていることが分かります。

(出典:(総務省統計局)令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)

増加し続ける空き家対策として、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律が施行され(2023年12月)、特定空き家に加えて管理不全の空き家についても市区町村からの指導・勧告の対象となりました。今後の空き家数の改善につながるのか、これからの推移についても注視してきたいものです。

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Business 編集部
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