こんな対応にがっかり!な接客対応の瞬間(メール対応編)
LIFULL HOME'S接客診断(以下、接客診断)の調査で実際にあった、「がっかりした」と受け取られてしまった接客対応についてご紹介いたします。
接客の質は、企業の印象を左右する重要な要素です。
お客さまによい印象を持っていただくためには、丁寧さと心配りが特に大切です。
それでも、時には何気ない言葉遣いや態度が原因で、お客さまに残念に思わせてしまうことがあります。
本記事では実際にあった事例をもとに、接客対応が印象にどのように影響するのかを解説し、印象をより良くするためのコツをお伝えします。
すぐに取り入れられる“気づき”を店舗の接客力向上にぜひご活用ください。
目次[非表示]
ケース1
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物件情報に関するメールの返信について、以下の点を考慮することで、よりよい印象を与え、顧客満足度を向上させることができます。
まず、内覧や同行案内について必ず記載するように心がけましょう。具体的な日程や方法、対応可能な時間帯を提示することで、顧客に対して関心を持ち、きちんと対応していることを印象づけます。
「内覧をご希望の場合は、こちらの日程で調整可能ですので、ぜひご一緒に物件をご覧いただければと思います」といった明確な提案を添えることで、顧客は安心して物件に興味を持てるようになります。なお、日程は箇条書きで提示すると伝わりやすくなります。
次に、他の物件をおすすめする際には、来店への案内を忘れないようにします。メールの最後に「ご興味がある物件がございましたら、ぜひ一度ご来店いただき、詳細をご案内させていただければと思います」といったメッセージを付け加えることで、実際に足を運ぼうという気持ちを促進させます。来店を促すことで、顧客との直接的なコミュニケーションの機会が増え、より深い関係を築くことができます。
こうした小さな配慮が不動産営業において大きな価値を持ちます。メール返信での対応がよい印象を与えると、顧客は次回以降のやりとりにも期待を抱き、信頼関係が築かれやすくなります。日々の対応が顧客の心にどれほど影響を与えうるかを考慮し、常に丁寧で心のこもったサービス提供を心がけましょう。
ケース2
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メールの返信における書式の改善について、以下の点に留意するとより読みやすく効果的な文章になります。
まず、メールの冒頭や各段落の書き始めは1行空けるようにしましょう。適切に改行を活用することで、文章全体にリズムが生まれ、視覚的に読みやすさが向上します。段落ごとに話す内容をまとめることで、受け取る側にも理解しやすい文章となります。
次に、メール全体のフォントサイズを統一してください。視覚的な統一感を持たせることで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
また、行頭がそろっていない、空白が不ぞろいなどの点に注意し、体裁を意識して整えることが重要です。これにより、読みやすさが格段に向上し、受け取った側からの信頼感も高まるでしょう。
コピーペーストしただけのような印象を避けるためにも、メールを作成する際には、一度全体を見直し、フォーマットを整えることを心がけましょう。
文章の基本を尊重し、慎重に作成することで、顧客に対する丁寧な姿勢が伝わりやすくなります。こうした細かい配慮が、顧客との信頼関係を構築する一歩となりますので、心を込めて対応していきましょう。
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