不動産ポータルサイトに掲載する前にやるべき5つのこと
この記事は、不動産業を開業したばかりの方・これから不動産ポータルサイトへの掲載を検討している方へ向けて、ポータルサイトの選び方から掲載までの流れ・掲載前に準備しておくべきことを解説します。
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目次[非表示]
- 1.不動産ポータルサイトとは
- 2.ポータルサイト掲載前にやるべき5つのこと
- 2.1.①掲載する不動産ポータルサイトを選ぶ
- 2.2.②会社情報をまとめる
- 2.3.③問合せに対応するために必要な環境を用意する
- 2.4.④物件情報を整理する
- 2.5.⑤ポータルサイト掲載開始後の運用を決める
不動産ポータルサイトとは
不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が物件情報を掲載しているウェブサイトで、ユーザーはひとつのサイトで多くの物件をまとめて閲覧できます。特に集客力のあるサイトの場合、自社の物件が多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
ポータルサイト内で発生したユーザーからの問合せは、掲載会社に直接届きますので、問合せへの回答や、物件の案内などを行います。
ポータルサイト掲載前にやるべき5つのこと
①掲載する不動産ポータルサイトを選ぶ
不動産ポータルサイトは複数あります。ポータルサイトを選ぶ際は、以下の3つのポイントを参考に自社に合うサイトを選びましょう。
▼自社の商圏で集客力があるサイトか
テレビCMでよく見るから集客力があるサイトというわけでは必ずしもありません。インターネットを活用した集客が得意なポータルサイトの運営会社もあり、地域によっては問合せ数に2倍以上の差が出ることもあります。ユーザーが物件を検索するときと同じように「(貴社商圏名) 賃貸」で検索してみて、検索結果の上位に表示されるか確認してみることをおすすめします。
▼納得感のある料金体系か
物件を掲載する件数によって利用料金が決まる「掲載課金」や、問合せ数に応じて課金される「問合せ課金」など料金体系は様々です。各ポータルサイトによって料金体系が異なるため、自社の広告費に対する考え方に近いサイトを選ぶとよいでしょう。
LIFULL HOME’Sの特徴については、こちらのページでご覧いただけます。
▼サポート体制は充実しているか
ポータルサイトを活用するにあたって、困ったことを解決するためのサポート体制は重要です。入会後のサポート体制について、事前に確認しておくことをおすすめします。
②会社情報をまとめる
掲載するポータルサイトが決まり、契約をしたらすぐに掲載を開始できるよう会社情報を準備しておきましょう。
▼宅建取引業免許を取得しておく
不動産ポータルサイトへの掲載を申し込む際には、宅建取引業免許証のコピーの提出を求められることが多いです。免許証が交付される前の段階で広告や営業を行った場合、罰則の対象となるので注意が必要です。
▼店舗の外観・内装・スタッフの写真を撮影しておく
ポータルサイトでは所在地などの基本的な情報に加え、店舗の外観写真や内装・スタッフの方々の集合写真などを掲載することができます。撮影した写真は、ホームページなどにも活用できるので、事前に撮影をしておくことをおすすめいたします。
スタッフ情報を充実させることで、他社と差別化する方法については、こちらの記事で紹介しています。
≫ 不動産営業におすすめ!スタッフ情報を活用した他社との差別化方法
▼会社の特徴を100文字程度でまとめておく
ポータルサイト上で他社との差別化を図るためには、サイト上で自社の特徴を伝えることが重要です。どんなユーザーをターゲットにするのかを決めた上で、ユーザーが魅力的に感じるようなキャッチコピーなどを100文字程度で考えておくと、掲載の成果が出やすくなります。
<会社の特徴をまとめた例>
弊社は初めての方でも安心してご利用いただけるアットホームな店舗です。○○市近郊の賃貸物件探しなら(会社名)にお任せください。○○市の物件はすべてご紹介可能です。ぜひお気軽にお問合せください。
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③問合せに対応するために必要な環境を用意する
ユーザーからの問合せを受け、対応するために必要な環境の用意も必要です。
▼メールアドレスを用意しておく
管理システムへのログインや、ユーザーからの問合せ通知を受け取るためにメールアドレスは必須です。無料でアドレスが作成できるフリーメールもありますが、ユーザーから信頼されるためには独自ドメインの取得がおすすめです。フリーメールは迷惑メールに振分けられてしまうリスクもあるため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
▼固定電話の番号を用意しておく
ユーザーからの電話問合せを受けるために、固定電話の番号は必須です。固定電話の番号がないとそもそもポータルサイト自体への掲載ができない可能性もあるので、事前に準備しておくことをおすすめします。
▼FAXを送信できる機器を用意しておく
物件情報や入居書類のやりとりにはもちろん、申込書の返送など、ポータルサイト事業者とのやりとりにおいてもFAXを利用することがあります。一般的には複合機を購入する不動産会社が多いですが、最近はインターネットFAXなどを利用している場合もあるので自社の状況に合わせて選んでみてください。
▼カメラを用意しておく
最近はデジカメではなくスマホで物件写真の撮影をされている不動産会社も多いです。古いデジカメより最新のスマホのほうがきれいに撮影できるので、状況に合わせて使いわけましょう。また、最近は賃貸物件でもパノラマ写真の掲載が当たり前になりつつあります。パノラマ写真が撮影できるカメラ※と、通常のカメラを用意しておくことをおすすめします。
※LIFULL HOME’Sでは、リコー社のRICOH THETAで撮影したパノラマ画像のみ動作を保証しています。
▼パソコンを用意しておく
物件の掲載やメールでの対応にパソコンは必須のため、必ず用意しておきましょう。ブラウザ(Google Chrome等)を最新版に更新しておかないと、入稿システムが使えないこともあるため、定期的に更新しておくことをおすすめします。
<どんなパソコンが良いのか?> 最近はオンライン接客やIT重説などを希望するユーザーが増えてきています。そういったニーズに対応できるよう、可能であればウェブカメラが備え付けのパソコンがおすすめです。 |
④物件情報を整理する
ポータルサイトに掲載する物件の情報の用意も必要です。
▼物件写真を撮影する
2022年 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)「不動産情報サイト利用者意識アンケート」によると、77.4%のユーザーが不動産会社選びの際に「写真の点数」を気にすると回答しています。ユーザーからの問合せ数を増やすためにも、自社で撮影した写真を用意しておくことをおすすめします。
魅力的な物件写真の撮影方法については、こちらの記事で紹介しています。
≫ 【不動産仲介会社向け】集客力強化につながる魅力的な物件写真を撮るコツとは
▼物件写真をパソコンに保存しておく
撮影した写真は必ずパソコンに保存しておきましょう。ポータルサイトへ物件を掲載する際は、パソコンを使用するので、スマホやデジカメにあるデータをパソコンに保存しておく必要があります。また、サイトによって掲載できる画像のファイルサイズの上限が異なります。場合によってはファイルサイズを縮小する必要があるため、確認が必要です。
⑤ポータルサイト掲載開始後の運用を決める
問合せが発生したら誰がどのように対応するか決めておきましょう。
問合せ発生後の初回対応は、スピードが重要です。ポータルサイトからの問合せ通知が届いたら、誰がいつまでに対応するかルールを決めておく必要があります。初回対応のスピードを上げるために、メールのテンプレートを作成するなどの工夫をおすすめします。
初回対応の営業ノウハウについては、こちらの記事で紹介しています。
●不動産賃貸仲介業界向け!来店率を高める初期対応の原則とは
●【不動産売買仲介営業向け】営業力強化シリーズ~今日からできる反響対応テクニック~
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