〈業務支援サービス会社インタビューvol.5〉安定経営を叶える新たな『空室対策』アイデア！

2023-05-19 02:06Business 編集部業界ネタ_トピックス

近年、不動産業界では働き方改革やDX（デジタルトランスフォーメーション）化が進み、さまざまな業務支援サービス・ツールが増えています。
その一方で、選択肢が増えることで、「どの会社のサービス・ツールを選べばよいかわからない」といった声も聞こえてきます。

本シリーズコラムでは、不動産会社向けに業務支援サービス・ツールを提供されている会社にインタビューをし、サービスページだけではわからない魅力や想いをお伝えします。

第5回は、ご高齢者がストレスなく安心して毎日を過ごすことができる社会の実現を支援し、新発想の空室対策サービスを提供する株式会社アイテム様です。

目次[非表示]

1.ピースサインとは
2.サービス提供を開始した背景について
3.サービス導入フロー
4.ピースサインの特長とメリット
5.今後の展望

ピースサインとは

賃貸物件は管理や修繕、入居者対応、空室発生時の入居者募集などコストや時間がかかります。空室対策や家賃下落の問題もあるため、現入居者様の住みやすい環境を整えて長期入居を目指すことが稼働率アップのポイントです。

見守りアプリ「ピースサイン」は、長期入居により入居者様が高齢化しても同じ物件に継続入居しやすくすることで入居率を上げ、空室率を下げる、新発想の空室対策アプリです。

サービス提供を開始した背景について

「高齢入居者の安定居住」で稼働率アップを目指す

見守りアプリは不動産会社様から空室対策についてのご相談を受けたことがきっかけで、ピースサインの見守り機能を活用した賃貸物件管理会社様向けサービスとして展開することを検討しました。

管理会社が利用する管理画面機能を新たに開発し、管理画面ひとつですべての入居者様の見守り情報を確認いただくことができるようになりました。そのため、管理会社側でのシステムの構築や、利用するための工数確保などの負担がほとんどありません。

高額な設備投資や継続的に発生する面倒な運用、複雑な管理もなく、アプリの導入だけで空室率を下げ稼働率を上げることができることも大きなメリットです。

オーナー様や管理会社様はリスクを軽減して物件をお貸しすることができるようになり、ご高齢者様も「もしもの事態」を懸念されて断られることがなく、安心して毎日を暮らすことができる、貸す側、借りる側の双方にとってメリットの大きなサービスといえます。

サービス導入フロー

ピースサインのお申し込みをいただいてから数日で管理画面のご利用が可能となります。一定年齢以上の入居者様にピースサインの導入をお願いいただき、入居者がアプリインストールと設定を行っていただければご利用開始です。

見守りサービスを導入しても、実際に入居者様に使っていただけなければ意味がありません。ピースサインは入居者様の日々の様子を見守り、万が一の事故の可能性を感知することで、管理物件のリスクを軽減し、緊急時の安否確認機能で災害時の安否確認も可能だから万が一でも安心です。

物件が溢れている現在、入居者の幅を広げることで費用をかけずに空室対策を行うことが急務になっています。ピースサインは長期入居による入居者様の高齢化でも安心して物件を提供することができるようになる、これからの時代に合った空室対策アプリといえます。

ピースサインの特長とメリット

ピースサインは見守る側をご家族に設定することも可能です。

管理会社での一括管理の場合、毎日の通知に入居者様がタップした結果が管理画面で確認できます。また一定期間未応答だった場合には画面アラートと未応答メール通知も設定でき、入居者様に安心と安全を提供することで長期入居につなげることができます。

・「転居させない対策」と「入居者の高齢化でも安心」で管理会社と入居者双方にメリット

今後はこれまで以上に管理物件の魅力付けや長期居住を促す仕組みが求められる住宅業界において、物件へのこだわりや希望が多く居住期間の短い現役世代より、駅チカや最新設備等の条件がなく長期入居が見込める高齢者へ「安心して長く暮らせる物件」を提供することで、転居による家賃の値下げなどをせずに安定した家賃収入を見込めるようになります。

見守りアプリを導入することで長期入居による高齢者特有の事故を早期発見。高齢を理由に入居を断られていた人たちを取り込むことができます。