宅地建物取引士資格試験の対策を解説【直前・過ごし方・当日対策リスト】
宅地建物取引士は、不動産業界で非常に重宝される資格です。2022年の宅地建物取引士資格試験の合格率は17%であり、難易度の高い試験といえます。
この記事は、宅地建物取引士資格試験に向けて、直前や当日の過ごし方、対策をご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.宅建試験の対策リスト【直前編】
- 1.1.回答する順番を決める
- 1.2.テストでよく出る項目をチェック・解く
- 1.3.法令関係などを暗記する
- 1.4.過去問を解く
- 2.宅建試験の直前の過ごし方
- 2.1.生活リズムを試験に合わせておく
- 2.2.会場の下見をする
- 2.3.持ち物を確認、そろえておく
- 2.4.前日は早めに寝る
- 2.5.NGな行動
- 3.宅建試験の対策リスト【当日編】
- 3.1.余裕をもって家を出る
- 3.2.昼食は早めに
- 3.3.トイレの場所を確認
- 3.4.直前にやること
- 4.まとめ
宅建試験の対策リスト【直前編】
宅建試験が直前に迫るとき、不安な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。試験直前は時間に余裕がなくなります。やることや考えることを重要なものに絞り対策することが重要です。最初に、宅建試験直前の対策リストをご紹介します。
回答する順番を決める
宅建試験の問題は50問あります。権利関係、法令上の制限の問題、税務関連などが出題されます。
自分の得意・不得意をよく理解し、解く順番について自分なりの対応を定めておきましょう。
苦手な分野から取り掛かると時間がかかり、最後まで問題を解けない可能性があります。どの問題から取り掛かるか迷わず解けるよう、回答する順番をあらかじめ決めておきましょう。
テストでよく出る項目をチェック・解く
宅建試験は、毎年出題される項目があります。過去問や問題集、インターネットなどから傾向を読み取り、把握しましょう。
よく出る項目は、得意・不得意関係なく、確実に押さえることが重要です。取れる点数が増え、合格に近付きます。
試験直前は毎年出題される項目を重点的に勉強して、本番で確実に解けるようにしましょう。
法令関係などを暗記する
宅建試験で出題される法律・法令関係は、暗記事項が多いといえます。また、法律・法令関係の用語や数字は、記憶に残りにくいものも多くあるでしょう。そういった用語や数字は、試験の直前まで繰り返し目を通すことが大切です。
効果的な暗記方法は人によって異なります。書いて覚える、暗記カードで覚えるなど、自分なりの暗記方法を見つけましょう。
過去問を解く
宅建試験では、過去問から似たような問題を出されやすい傾向があります。過去問の繰り返し演習は、非常に効率のよい学習方法です。
過去問を一通り読むだけでなく、問題演習が大切です。10年分ほどの網羅がおすすめです。
過去問を解くだけでなく、本番を意識して、試験と同じ時間内で解くようにしましょう。どの項目に時間がかかっているか、どのような流れで問題を解くかも併せて確認できます。
宅建試験の直前の過ごし方
宅建試験に合格するには、勉強の方法だけでなく、直前の過ごし方も重要です。気持ちの面を整えて、万全の状態で挑みましょう。ここからは試験直前の過ごし方をご紹介します。
生活リズムを試験に合わせておく
宅建試験の開始は午後です。時間に合わせて生活リズムを整えておきましょう。
夜更かしをしないように、起きる時間と寝る時間を一定にしてください。試験当日だけ早く起きるのではなく、日頃から生活リズムを整えておきます。試験前日に遅くまで勉強することも控えましょう。試験当日にいつもと同じ生活リズムで過ごせば、試験に全力で取り組めます。
会場の下見をする
試験会場までの交通経路や、駅からの道順の把握が重要です。会場の入り口の位置や、どこから入るかなどを事前に確認しましょう。
当日に急ぎで必要なものができた際、コンビニが近くにあると対処できます。会場周辺にコンビニがあるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
持ち物を確認、そろえておく
試験直前にやるべきことに、持ち物の確認があります。必要な持ち物は、前日までにそろえておきましょう。筆記用具や受験票などを忘れると、受験できなくなります。
当日持っていく参考書やメモは、事前に選んでおきましょう。持ち物は増やしすぎないようにします。持ち物リストを作っておけば、当日の忘れ物を防げます。
前日は早めに寝る
試験当日に合わせた生活リズムが大切です。普段通りの睡眠が取れるよう早めに布団に入りましょう。
試験前日は緊張して、なかなか寝付けないかもしれません。自分の実力を出すには、睡眠が重要です。直前に夜遅くまでの勉強は控えましょう。
宅建試験が行われるのは10月です。風邪を引きやすい時期のため、体調管理にも十分気を付けましょう。
NGな行動
試験直前になって、新しい参考書を買っても意味がありません。
一通り問題を解き終えると、新たな問題集を購入したい気持ちになります。しかし、解き終わった問題集のできていなかったところを復習すれば、より理解を深められます。試験直前には今持っている問題集の解き直しがおすすめです。
前日に詰め込みで暗記をしたり問題集を解いたりすることもNGです。夜更かしも控えるようにしましょう。
宅建試験の対策リスト【当日編】
ここまで、宅建試験直前の対策や過ごし方を紹介しました。試験当日は焦らないようしっかりと対策をしましょう。ここからは、宅建試験の当日の対策リストをご紹介します。
余裕をもって家を出る
宅建試験の当日は気持ちを落ち着ける時間が必要です。試験開始1時間前には、会場に着くように向かいましょう。
時間に余裕をもって家を出ると、電車の遅延や事故、渋滞など交通機関の急な乱れにも対応できます。出発時間はあらかじめ考えておき、交通ルートは複数調べておきましょう。早め早めの行動を心掛けてください。
昼食は早めに
宅建試験の開始時間は午後1時です。昼食を食べ過ぎないように注意しましょう。
消化のよいものを食べてください。弁当やサンドウィッチ、おにぎりなどを買い、会場や会場周辺で食べておくこともおすすめです。昼食を早めに済ませて会場に入り、雰囲気に慣れておきましょう。
トイレの場所を確認
会場に着いたら、受験する部屋を確認します。最も近いトイレの場所をチェックして、試験前に済ませておきましょう。試験中に途中退席することはできません。休憩時間にトイレを利用する場合、ほかの受験者で混む想定をして動いてください。
当日の飲み物にも気を付けます。コーヒーや緑茶などには利尿作用があり、トイレに行く回数が増える恐れがあります。当日の飲み物は水にしておきましょう。
直前にやること
試験で使う筆記用具や受験票は、早めに準備します。
見直したいところをまとめた手書きのメモなど、事前に用意したものを見て最終の復習をしましょう。気持ちが焦らないよう、直前は問題を解かず、読むものを選んでください。気持ちを落ち着けて試験に挑みましょう。
まとめ
今回は、宅地建物取引士資格試験直前の過ごし方や当日の対策をご紹介しました。試験日までの勉強が大切なのはもちろんですが、試験直前の過ごし方や試験当日の対策も非常に重要です。対策や時間に余裕を持ち、気持ちを落ち着けましょう。
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