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不動産仲介業務フローの全体像と成功するポイントを解説

不動産仲介業務フローの全体像と成功するポイントを解説

不動産仲介会社は、物件を借りたい人と貸したい人、買いたい人と売りたい人を結びつける重要な役割を担っています。この役割を全うするためには、ただ物件を仲介するだけでなく、顧客の多様なニーズに応え、満足度を高めるための細やかな対応が不可欠です。
 
本記事では、不動産仲介の業務フローと、成功するためのポイントについて詳しく紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.不動産仲介業務とは
  2. 2.不動産賃貸仲介の業務フロー
    1. 2.1.集客
    2. 2.2.顧客の希望条件ヒアリングと物件紹介
      1. 2.2.1.業務フロー
    3. 2.3.入居手続きとサポート
      1. 2.3.1.業務フロー
  3. 3.不動産売買仲介の業務フロー
    1. 3.1.元付業務
      1. 3.1.1.業務フロー
    2. 3.2.客付業務
      1. 3.2.1.業務フロー
    3. 3.3.契約業務
      1. 3.3.1.業務フロー
  4. 4.成功する不動産仲介会社のポイント
    1. 4.1.仲介と管理の両立
      1. 4.1.1.物件探しから入居後までの一貫サポート
      2. 4.1.2.定期的なメンテナンスとアフターケアの提供
    2. 4.2.顧客満足度の向上
      1. 4.2.1.付加価値のあるサービスの提供
      2. 4.2.2.顧客フィードバックの活用
  5. 5.まとめ

不動産仲介業務とは

不動産仲介業務とは、不動産の賃貸や売買をスムーズに進めるための業務のことを指し、業務内容は物件紹介から契約手続き、さらには引き渡しや入居のサポートまで多岐にわたります。
 
不動産仲介業務には、大きく分けて「賃貸仲介」と「売買仲介」の2種類があります。賃貸仲介業務では、物件を貸したいオーナーと借りたい人を結びつけることが主な仕事です。一方の売買仲介業務では、物件を売りたい人と買いたい人をつなぐ役割を担います。
 
どちらの場合も、契約が成立するまでのプロセスを管理し、顧客が安心して取引を進められるようにサポートすることが求められます。
 
また、不動産取引においては、法律や契約に関する深い知識を持つこととともに、顧客との信頼関係を築くことが欠かせません。そのため、高い専門性と的確な対応が求められる仕事だといえるでしょう。

不動産賃貸仲介の業務フロー

不動産賃貸仲介業務には、顧客のニーズに応じた物件の提案から、契約手続き、入居後のサポートまで、さまざまなステップが含まれます。ここでは、具体的な業務フローを詳しく見ていきましょう。

集客

賃貸仲介業において重要なのが、いかに顧客を集客するかです。集客方法は、主にインターネットを活用した集客方法と、直接店舗への来店を促す方法があります。インターネットでの集客は、不動産ポータルサイトへの掲載や自社ホームページの開設、SNSを利用した集客などがあります。

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直接来店を促す方法としては、現在空き室がある物件のチラシを店頭に掲示したり、店舗看板でPRしたりなどの方法が考えられます

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顧客の希望条件ヒアリングと物件紹介

顧客の希望条件をヒアリングすることと最適な物件を紹介することは、不動産賃貸仲介の初めの一歩となります。

業務フロー

1.希望条件のヒアリング
顧客の希望する物件条件を詳細に聞き出し、ニーズを明確にします。
 
2.物件検索
ヒアリングした内容を基に、レインズや自社データベースを用いて適した物件を検索します。
 
3.物件資料の作成
顧客に提供するために、写真や間取り図、周辺環境情報を含む詳細な物件資料を作成、または準備します。
 
4.物件紹介
資料に基づいて顧客に物件を提案し、物件の特徴や利便性、周辺環境などについて説明します。
 
5.内覧手配
顧客が興味を持った物件について内覧の手配を行い、現地での案内を行います。

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内見の案内時は、スムーズにご案内ができるよう、駅やスーパーまでの時間や距離、学校などの施設の情報はあらかじめ確認しておくとよいでしょう

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入居手続きとサポート

物件選定が完了し、顧客が特定の物件に対して入居の意思を示したら、次のステップとして入居手続きを進めます。

業務フロー

1.入居申込み
顧客が選んだ物件に対して入居申込みを行い、必要な書類を提出します。
 
2.審査・契約手続き
管理会社やオーナーによる審査に通過したら、賃貸借契約書を作成し、重要事項説明を行います。
 
3.入居サポート
契約完了後は、必要に応じて引越しの手配やライフラインの開通手続きなど、入居に向けた支援を行います。
 
4.フォローアップ
入居後も定期的に連絡を取り、住み心地や問題がないかを確認し、必要に応じて対応します。

不動産売買仲介の業務フロー

不動産売買仲介業務は「元付業務」「客付業務」「契約業務」の3つのステップに分けられ、それぞれ独自の役割とポイントがあります。以下では、各業務フローを詳しく解説します。

元付業務

元付業務とは、売主から物件の売却を依頼された際に行う業務を指します。

業務フロー

1.物件査定
現地調査や市場の動向、過去の取引事例を基に、物件の価格を査定します。
 
2.売買契約の締結
専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の3種類の契約形態から顧客の意思を確認した上で契約を結びます。
 
3.物件写真撮影
物件の魅力を引き出せるよう、物件の写真撮影を行います。
 
4.図面作成
販売用の図面を作成し、物件の特徴をわかりやすく伝えます。
 
5.レインズ登録
物件情報をレインズに登録し、ほかの不動産会社とも共有します。
 
6.販売活動
ポータルサイトや自社ホームページを通じて物件情報を広く発信し、購入希望者を募ります。
 
7.内覧立会
購入希望者が現れた場合、物件の内覧を行い、詳細な説明を行います。

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客付業務

客付業務とは、購入希望者(買主)を見つけるための業務を指します。

業務フロー

1.物件検索
顧客の希望条件に基づき、レインズや自社データベースを用いて適切な物件を検索します。
 
2.物件紹介
顧客に物件を紹介し、物件の特徴やメリットやデメリットなどを説明します。
 
3.現地見学
顧客を物件に案内し、実際に物件を見てもらいます。
 
4.追客
現地見学後、顧客に物件についてのフィードバックを求めます。顧客の要望に合わない場合はフォローを続け、再度物件を提案し情報を提供します。

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ご案内した物件で契約に至らなかった場合は、購入希望時期や予算、希望条件などをあらためて確認して継続して提案しましょう

契約業務

契約業務とは、売買契約を正式に成立させるための業務を指します。

業務フロー

1.条件交渉
購入の申込後、必要に応じて売主と買主の間で条件の交渉を行い、合意を形成します。合意形成ができたら、売買契約の準備を進めます。
 
2.契約書作成
売買契約書を作成し、合意した条件を明記します。
 
3.重要事項説明
宅地建物取引士が重要事項の説明を行い、買主に契約内容を再確認してもらいます。
 
4.契約締結
売主と買主が契約書に署名捺印し、正式な契約を締結します。決済後、引き渡しとなります。

成功する不動産仲介会社のポイント

不動産仲介会社が成功するためには、ただ物件を仲介するだけでなく、顧客のニーズに応じたサービスを提供し、効率的な運営を行う必要があります。ここでは、そのための具体的なポイントを解説します。

仲介と管理の両立

仲介業務と管理業務の両方を行うことで、顧客が物件探しから入居までをスムーズに行える環境を提供することが可能です。

物件探しから入居後までの一貫サポート

物件探しを始める段階から入居後の管理までを一貫してサポートすることで、顧客は一つの窓口ですべての手続きを完了できます。そのため、契約書類の準備や重要事項の説明、鍵の引き渡しなどの手続きがスムーズになり、複数の会社と個別に連絡調整するストレスが軽減されます。

定期的なメンテナンスとアフターケアの提供

管理業務として定期的なメンテナンス提案やアフターケアを提供することで、物件の状態を良好に保ちます。入居後も快適に生活を続けられる環境を顧客に提供し、長期的な満足度を高めます。

顧客満足度の向上

顧客満足度を高めることは、リピーターの獲得や友人・知人への紹介につながるため、長期的なビジネスの安定化が期待できます。

付加価値のあるサービスの提供

基本的なサービスに加え、顧客にとって付加価値のあるサービスを提供することで、他社との差別化を図ることができます。たとえば、引越しの際のサポートや、近隣情報の提供など、顧客に役立つサービスや情報を提供することで、満足度を高めます。

顧客フィードバックの活用

顧客からのフィードバックを定期的に収集し、それを基にサービスの改善を図ります。たとえば、対応の迅速さや説明の分かりやすさなど、顧客が特に重視するポイントを強化することで、より期待に応えるサービスを提供できます。

まとめ

不動産仲介業務は、物件の賃貸や売買を円滑に進めるために、多くのプロセスによって成り立っています。そのなかでいかに顧客満足度を高めることができるかが、成功のカギです。
 
賃貸仲介と売買仲介の業務フローを理解し、顧客のニーズに応じた丁寧な対応を心がけることで、長期的な信頼関係を築くことが可能です。丁寧な対応と信頼関係の構築を積み重ねることで、不動産仲介会社は持続的な成功を収めることができるでしょう。

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Business 編集部
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