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不動産営業の5つの種類と仕事内容について

不動産営業の仕事内容は、マンションや一戸建て住宅の仲介・販売など、いくつかの種類に分かれます。

不動産営業について「新たな分野の知識・スキルを身に付けたい」「事業の拡大に向けて仕事内容を理解しておきたい」という人は、営業の種類や内容を把握しておくことが大切です。

この記事では、不動産営業の種類とそれぞれの仕事内容について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.①賃貸仲介営業
  2. 2.②売買仲介営業
  3. 3.③住宅販売営業
  4. 4.④投資用不動産営業
  5. 5.⑤不動産仕入れ営業
  6. 6.まとめ

①賃貸仲介営業

賃貸仲介営業は、貸主が所有する賃貸物件を借主に紹介して、契約を締結する仕事です。不動産会社は、賃貸物件を所有するオーナー(貸主)と顧客をつなぐ役割を担います。

一般の方向けのアパートやマンション、一戸建てだけではなく、駐車場・店舗・事務所・倉庫などの事業者向けの賃貸物件も取扱います。賃貸物件を顧客に紹介して契約を締結することで、仲介手数料を報酬として受け取ります。

▼賃貸仲介営業の主な仕事内容

  • 賃貸物件情報の登録・掲載
  • 広告の出稿
  • Webサイトや電話での問合せ対応
  • 店舗での来客対応
  • 内見案内
  • 物件の申し込み
  • 契約書の作成
  • 重要事項説明
  • 契約の締結と鍵渡し

賃貸仲介営業の特徴は、比較的短期間で契約締結まで進められることです。ただし、ほかの不動産会社も同じ賃貸物件を取扱う場合は、競争性が高くなるため、企業としての集客力や物件の提案力が求められます。

②売買仲介営業

売買仲介営業は、不動産の売主と買主の間に入り、売買契約の仲介を行う仕事です。

不動産の売主から依頼を受ける“売り仲介”と、買主から依頼を受ける“買い仲介”の2種類に分けられます。取扱う不動産は、一戸建て・マンション・土地・ビル・倉庫などです。

営業担当者は、依頼を受けた売主・買主と媒介契約を締結したのち、買い手または売り手を見つけて契約へとつなげる役割を担います。賃貸仲介営業と同様に、契約成立後に依頼主から受け取る仲介手数料が報酬となります。

売り仲介・買い仲介、それぞれの仕事内容は以下のとおりです。

▼売り仲介の主な仕事内容

  • 売主の集客(訪問営業・広告の出稿など)
  • 売り物件の査定
  • 売り物件の登録・購入希望者への広告出稿
  • 買主との売買交渉
  • 契約締結・引き渡し

▼買い仲介の主な仕事内容

  • 買主の集客(訪問営業・広告の出稿など)
  • 買主に対する物件の選定
  • 買主に対する物件の内見案内
  • 売主との売買交渉
  • ローンの紹介・手続き
  • 契約書の作成
  • 重要事項説明
  • 契約締結・引き渡し

売買仲介営業では取引金額が高額になるため、取引相手がすぐに見つからないことも考えられます。そのため、契約までの期間が長くなりやすい特徴があります。

さらに、不動産の権利移転やローン手続きなどが発生するため、法律や金融に関する専門的な知識が求められます。

③住宅販売営業

住宅販売営業は、自社が所有する土地や建物、または自社建築した住宅を顧客に販売する仕事です。

売主・買主の仲介役を担う仲介営業とは異なり、自社が直接、顧客に住宅商品を販売します。販売対象となる不動産は、自社が所有または建築した住宅となり、基本的に他社の住宅を紹介することはありません。

▼住宅販売営業の主な仕事内容

  • 販売物件の売り出し(広告出稿、チラシ配布)
  • オープンハウスや相談会の実施
  • 顧客(購入希望者)との商談
  • 住宅ローンの手続き
  • 契約締結
  • 施工の報告・引き渡し
  • アフターケア

住宅販売営業は、ハウスメーカーやリフォーム会社による新築の注文住宅・建売住宅の販売などが中心になります。自社の住宅ブランドや企業の知名度が集客を左右するため、競合他社との差別化が求められます。

④投資用不動産営業

投資用不動産営業は、投資用の賃貸物件を投資家に販売する仕事です。土地の所有者に対して、賃貸物件の建築・運用を提案することもあります。

販売対象となるのは、アパート・マンション・一戸建て・ビル・土地・店舗などです。マンションは部屋単位で購入・投資する区分マンションと、一棟マンションがあります。基本的には、新築物件と中古物件どちらにも対応しています。

▼投資用不動産営業の主な仕事内容

  • 投資家や企業への営業活動(電話営業・訪問営業が中心)
  • 問合せに対する反響営業
  • 買主との商談
  • 収益プラン・運用管理方法の提示
  • 投資ローンの提案
  • 契約の締結、所有権移転の手続き

投資用不動産営業では、投資用物件を探している投資家や、資産運用を検討している顧客に向けて不動産を販売します。そのため、賃貸・売買仲介営業や住宅販売営業と比べて、投資ローン・利回り・投資分析などの金銭面・税制面など、多岐にわたる知識が求められます。

また、取引金額が数千万円〜数億円になる場合もあるため、会社・営業担当者への信頼や実績が重要視されやすいことも特徴です。

⑤不動産仕入れ営業

不動産仕入れ営業は、不動産取引に必要な土地や建物を仕入れる仕事です。土地の仕入れについては、“用地仕入れ”とも呼ばれます。

これまでに紹介した4つの不動産営業とは異なり、土地・建物を地主や不動産会社から買うことが主な仕事内容です。仕入れた不動産は、新たにマンションや一戸建てを建築して販売したり、リフォーム後に再販売または賃貸に出したりします。

仕入れ対象となる不動産は、マンション用地をはじめ、建売用地、中古一戸建て・マンション、空き家・空き地などがあります。

▼不動産仕入れ営業の主な仕事内容

  • 不動産の売却情報の収集
  • 地主や不動産会社への営業活動(電話営業・ポスティングなど)
  • 仕入れ不動産の査定
  • 不動産所有者との価格・取引条件の交渉
  • 仕入れ後の売り出し計画の立案・活動
  • 売買契約、所有権移転の手続き

不動産仕入れ営業では、土地や建物の売却情報をいち早くキャッチするための情報ネットワークが必要です。

また、仕入れた不動産をどのように活用して収益を生み出すか、現地調査を踏まえた計画立案が必要です。さらに、土地・建物の適切な活用法を考えるためにも、法律や税金など専門的な知識が求められます。

まとめ

この記事では、不動産業界でスキルアップやキャリアアップしていきたい方に向けて、以下について解説しました。

  • 不動産営業の種類
  • 不動産営業の仕事内容

不動産営業には、賃貸・売買仲介営業をはじめ、住宅販売営業、投資用不動産営業、不動産仕入れ営業などがあります。

賃貸・売買仲介営業は、複数の不動産会社が同じ物件を取扱うケースもあるため、提案力や契約までのスピードが重要視されます。

一方、住宅販売営業では住宅商品のブランドや企業の知名度が重視されるため、競合他社との差別化が求められます。また、投資用不動産営業・不動産仕入れ営業においては、仲介・売買営業とは異なる専門知識や情報のネットワークが必要です。

それぞれの仕事の特徴を踏まえたうえで、不動産営業活動に必要な知識やスキルの習得、キャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。

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