枠_左上
枠_右上

業界ネタ・トピックス

枠_左下
枠_右下
らくらくデコルームのバナー
業務を助けるコンテンツを配信 メールマガジン 登録する
サービス紹介コラム
SNS集客を強化したい方へ

週間コラムランキング

気になるキーワードを検索

目的から探す
注目キーワードから探す

住宅ローン利用者の最新動向。物価高・住宅価格高騰の影響で半数以上が計画を変更

住宅ローン利用者の最新動向。物価高・住宅価格高騰の影響で半数以上が計画を変更

独立行政法人住宅金融支援機構が2025年6月、「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」を発表しました。住宅ローンの最新動向を把握することは、住宅購入希望者から相談を受ける際に参考となるでしょう。

本記事では、最新の調査結果からポイントをいくつかご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.返済期間は“長期化”傾向、35年超が25%超え
  2. 2.金利タイプは「変動型」が約8割、前回調査から更に増加
  3. 3.ペアローン・収入合算の利用者は約4割、若年層ほど高い利用率
  4. 4.住宅ローンを選んだ理由は「金利の低さ」
  5. 5.参考になった相談先は「住宅・販売事業者」がトップ
  6. 6.ZEH・長期優良住宅の取得割合は増加傾向
  7. 7.物価高・住宅価格高騰の影響で半数以上が計画変更

返済期間は“長期化”傾向、35年超が25%超え

本調査は、2024年10月から2025年3月までに住宅ローンを借り入れた全国の20歳以上70歳未満の人を対象に実施されました。調査は2025年4月30日から5月12日にかけてインターネットアンケートにより実施され、有効回答者数は1,397人でした。

利用した住宅ローンの返済期間で最も多かったのは、「30年超〜35年以内」で45.8%でした。前回調査(2024年10月)と比較すると、「35年超〜50年以内」の割合が4.6ポイント増加し25.5%となりました。近年、返済期間が「35年超~50年以内」の割合が増加傾向にあり、返済期間の長期化が進んでいることがうかがえます。

(出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

altテキスト
住宅ローンの返済期間。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

金利タイプは「変動型」が約8割、前回調査から更に増加

利用した金利タイプは、「変動型」が79.0%と大半を占め、前回調査から1.6ポイント増加しました。「変動型」は2022年10月調査以降、割合が上昇傾向となり、過去最高を更新しています。一方で、「固定期間選択型」は12.2%と1.3ポイントの減、「全期間固定型」は8.8%と0.2ポイント減少し、それぞれ前回調査から下落傾向にあります。

altテキスト
利用した金利タイプ。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

ペアローン・収入合算の利用者は約4割、若年層ほど高い利用率

住宅ローン利用者のうち、「ペアローン」または「収入合算」を利用している割合は39.3%でした(「ペアローン」が25.9%、「収入合算」13.4%)。
ペアローン、または収入合算の利用者を年代別に見ると、20〜29歳では67.1%(ペアローン44.0%、収入合算23.1%) と、若い世代ほど利用割合が高くなっています。

altテキスト
ペアローン・収入合算の利用(年代別)。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

住宅ローンを選んだ理由は「金利の低さ」

住宅ローン(フラット35以外)を選んだ理由として、最も多かった回答は「金利の低さ」で61.0%でした。次いで、「団体信用生命保険の保障内容」が20.2%となっています。

参考になった相談先は「住宅・販売事業者」がトップ

住宅ローンの借入計画にあたり、参考になった相談先として最も多く挙がったのは「住宅・販売事業者(営業マンなど)」で56.3%でした。次いで「金融機関」が25.8%となっています。
「利用した住宅ローンを知るきっかけ」も同様に「住宅・販売事業者(営業マンなど)」が49.2%と最も多いことから、住宅購入にあたり、住宅ローンについても不動産会社の情報を参考する傾向にあるようです。

altテキスト
住宅ローンの参考になった相談先。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

ZEH・長期優良住宅の取得割合は増加傾向

取得した住宅の種類を見ると、「ZEH(ゼッチ)」が35.4%(前回調査は31.4%)、「長期優良住宅」が43.6%(前回調査は38.7%)でした。これらはいずれも前回調査から割合が増加しており、住宅の省エネ性能や品質への関心が高まっているようです。

物価高・住宅価格高騰の影響で半数以上が計画変更

物価高や住宅価格の高騰により、56.7%の人が住宅取得計画に「変化あり」と回答しました。具体的な変化としては、「予算を増やした(住宅ローンを増やした)」が22.8%で最も多く、次いで「立地(エリア)を見直した」が14.7%、「住宅所得時期を早めた」13.2%となっています。

altテキスト
住宅ローン物価高・住宅価格高騰の影響。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

住宅金融支援機構のホームページでは、住宅ローン金利上昇への対策や、購入した住宅についてなど、より詳しい調査結果が確認できます。

(出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2025年4月調査)」

■関連記事
 ≫ 「住宅ローン」に関連した記事一覧
 ≫ 【便利!】金融電卓の使い方は? 機能と操作方法をわかりやすく解説
 ≫ 政策金利の引き上げは住宅ローン金利と住宅購入にどのように影響するか
 ≫ リバースモーゲージとは? 国交省の新たな支援制度と不動産会社が押さえておくべき基礎
 ≫ 住宅ローンの50年返済が増加中。メリットデメリット、注意点は?

LIFULL HOME'S Businessでは、不動産業界に関連したコラムやセミナー情報なども公開しております。ぜひご覧ください。

 ≫ LIFULL HOME'S Businessコラム
 ≫ LIFULL HOME'S Businessセミナー一覧 ​​​​​​​

Business 編集部
Business 編集部
不動産仲介・賃貸管理業務に従事するみなさまを支援すべく、不動産営業のノウハウや人材採用、市場トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

関連する最新コラム

キーワードから検索

footer logo
不動産業・住宅業にかかわる「会社や人」の課題を発見・解決し、
成果をもたらす行動スイッチをONにするメディア
業務支援サービス提供企業の方へ
LIFULL HOME'S Businessへ自社のサービスを掲載。
全国の不動産・住宅会社様へアピールいただけます!
facebook

Facebook
コラムやセミナー、業界情報などの最新情報をいち早くお届けします。

その他のビジネス向けサービス