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宅建士の資格が生かせる副業5選。週1や在宅でも可能なのは?

宅建士の資格が生かせる副業5選。週1や在宅でも可能なのは?

宅建士として副業に取り組むなら、専門知識を最大限に生かせる仕事を選びたいところです。副業の中には収入アップだけでなく、スキルの向上や時間の有効活用といったプラスアルファのメリットが期待できるものもあります。宅建士が取り組む副業は、その特徴やメリットを十分に把握したうえで選ぶとよいでしょう。

本記事では、宅建士のスキルを生かせる代表的な副業と、副業を始める際の注意点についてわかりやすく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.宅建士とは?
  2. 2.宅建士として副業を行うメリット
  3. 3.宅建士の資格を生かせる副業5選
    1. 3.1.パートタイム宅建士
    2. 3.2.不動産投資
    3. 3.3.宅建士試験講座の講師
    4. 3.4.YouTuber
    5. 3.5.Webライター・記事監修者
  4. 4.宅建士が副業を行う際の注意点
    1. 4.1.専任の宅建士は副業ができない
    2. 4.2.時間やスケジュールの管理に注意
    3. 4.3.確定申告が必要になる場合がある
    4. 4.4.就業規則によっては副業ができない
  5. 5.まとめ

宅建士とは?

宅建士とは「宅地建物取引士」の略称であり、土地や建物の売買・賃貸などの取引に関する専門知識を持つ国家資格者です。

契約を締結する前に重要事項を説明したり、重要事項説明書や契約書を確認のうえ記名・押印したりなど、安全で円滑な取引を行うための重要な役割を担っています。

また、宅建士は、建設業や金融業など、さまざまな業界で不動産に関する知識と信頼性を持つ専門家として評価されています。そのため、不動産業界にとどまらず、幅広い分野でそのスキルを発揮できる可能性を秘めているといえます。

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宅建士には、「重要事項の説明」「重要事項説明書への記名・押印」「契約書(37条書面)への記名・押印」の独占業務があります

 ≫ 宅建を取得するメリットとは? 試験の合格率や難易度も解説
 ≫ 不動産営業職への転職・キャリアアップを有利に! 役立つ資格おすすめ10選を紹介

宅建士として副業を行うメリット

宅建士の資格を生かして副業を行うことには、需要の高さや将来性といった点で大きなメリットがあります。

特に、不動産取引時に行う重要事項の説明や、重要事項説明書・契約書への記名・押印は宅建士にしか認められていない独占業務であり、この分野の副業には安定したニーズが見込まれます。

また、宅建士の専門性は不動産取引にとどまらず、後述する他分野でも生かすことができるため、副業の選択肢も広がります。

さらに、副業を通じて継続的に不動産や法律の知識に触れることで、専門性の維持と向上ができる点も魅力です。こうした経験は、将来の独立やキャリアアップにもつながる可能性があるでしょう。

 ≫ 不動産エージェントの副業はアリ? メリットや注意点、必要な準備、資格を紹介
 ≫ 【不動産業を副業で開業するには】3つの要件を解説

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「副業を希望している雇用者数の変化」。総務省「就業構造基本調査」によれば、副業を希望する雇用者は増加傾向にあります

宅建士の資格を生かせる副業5選

宅建士の資格を生かせる副業には、実務経験をそのまま生かせるものから、知識を応用して収入につなげるものまで、さまざまな選択肢があります。ここでは、特に専門性が高く、一定の収入が期待できる5つの副業を紹介します。YouTuberやWebライターは在宅でも可能で、空いた時間を生かして副業をすることができます。

パートタイム宅建士

パートタイム宅建士とは、週に数日など、期間限定で不動産会社に雇われ、主に重要事項説明や契約書類への記名といった宅建士の独占業務を行う副業です。

不動産会社は、事務所ごとに5人に1人以上の宅建士を専任で配置することが定められています。しかし、繁忙期など契約業務が多数発生する時期は一時的に宅建士が不足することがあるため、その際に外部の宅建士をパートタイムで雇用するのです。

限られた時間ですが、資格を生かせるうえに実務経験も積めるため、収入とスキルアップの両方を得られる副業だといえるでしょう。

不動産投資

宅建士の知識や経験を生かせる副業としては、不動産投資もあります。

宅建士であれば、物件の状態や法的制限などを適切に判断できます。このため、不動産の将来的な資産価値を見極めやすく、一般の投資家に比べてリスクを抑えた投資判断が可能です。また、契約書や重要事項の内容を自ら確認できるため、より安全に取引を進められるでしょう。

不動産会社との交渉や物件管理の場面においても、実務経験を生かして効率的に対応できるため、収益性の高い投資が期待できます。

宅建士試験講座の講師

宅建士としての経験や知識を生かし、資格スクールで宅建士試験の講師として副業を行うことも選択肢としてあげられます。近年はオンライン講座も多く、講義を事前に撮影して配信する方式なら時間を調整しやすく、本業と両立しやすいでしょう。

宅建士は毎年多くの方が受験する人気資格ですが、合格率は15〜18%と高くはありません。そのため、資格スクールやオンライン講座を利用する方も多く、講師に対する一定のニーズがあります。

実務経験のある宅建士であれば、受験生やスクール運営側からの信頼も得やすく、やりがいと収入の両面で魅力のある副業となっています。

YouTuber

宅建士の副業としては、不動産系YouTuber(ユーチューバー)として情報発信を行う方法もあります。不動産取引の注意点や物件選びのポイントなどを動画でわかりやすく解説し、多くの視聴者に再生されれば広告収入を得ることが可能です。

宅建士の資格を持っていれば、動画の信頼性や説得力が増し、再生回数やチャンネル登録者数の増加につながりやすいでしょう。将来的には、不動産に関する相談業務や教材販売などへの事業拡大も期待できます。

Webライター・記事監修者

宅建士の資格を生かせる副業には、不動産分野のWebライターや記事監修者もあります。
不動産メディアや企業のサイトでは、正確で信頼性のある記事が求められています。そこで、法律や実務に精通した宅建士が記事を執筆できれば、内容の正確性を担保できる存在として重宝されるでしょう。

また、既存の記事の内容をチェックし、必要に応じて修正提案を行う記事監修の仕事も、宅建士の専門知識を生かせる副業として適しています。

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宅建士の資格や実務経験を生かして、不動産の関係領域で自身のライフスタイルに合わせた副業を検討するのがよいでしょう

宅建士が副業を行う際の注意点

宅建士が副業に取り組む際は、法的な制限やワークライフバランスの確保、税務上の手続きなど、事前に確認すべきポイントがいくつかあります。ここでは、副業を始める前に知っておきたい注意点について解説します。

専任の宅建士は副業ができない

宅建業法では、事務所に配置される専任の宅建士に対しては、原則として副業を認めていません。専任の宅建士が副業を行う際は、代わりに専任となる宅建士を探し、勤務先を通じて専任宅建士の変更手続きを行う必要があります。

ただし、東京都では2024年11月1日から、専任の宅建士であっても、勤務時間中に所属する事務所に常勤し、専従で業務を行っていると確認できれば、勤務時間外の副業を認めています。該当する可能性がある方は、事前に都の担当窓口に相談してみてはいかがでしょうか。

参考:東京都 宅地建物取引業免許申請の手引(東京都知事免許・国土交通大臣免許)

時間やスケジュールの管理に注意

宅建士が副業を行う際は、時間とスケジュールの管理が欠かせません。副業によって本業やプライベートに支障が出るようでは、継続的な取り組みは難しくなります。

特にパートタイム宅建士は業務が週末に集中しやすいため、家族との時間や体調への影響も考慮し、無理のないスケジュールを組むことが大切です。時間配分を意識した働き方が、副業成功のカギとなります。

確定申告が必要になる場合がある

副業で得た所得が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要です。これはアルバイトや業務委託、講師報酬など、副業の種類を問わず対象となります。申告を怠ると、追徴課税を課される可能性があるため注意が必要です。

現在はe-Taxを使えばスマートフォンからでも申告が可能です。あらかじめ準備を整えておけば、申告の手間を軽減できるでしょう。副業を始めたら、収入をきちんと管理し、漏れなく申告するようにしましょう。

就業規則によっては副業ができない

宅建士として副業を始める際は、まず勤務先の就業規則を必ず確認しましょう。企業によっては副業を禁止していたり、事前の申請と許可を義務付けていたりする場合があります。

特に不動産業や金融関係の企業では、守秘義務や利益相反の観点から副業に厳しい制限を設けている場合があります。規則に違反して副業を行うと処分を受けるリスクがあるため、必ず事前に確認するようにしましょう。

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宅建士業務は競合となる企業への副業となる可能性が高く、また専任の宅建士は原則として副業不可のため、規則違反とならないように事前に社内規定をよく確認する必要があります

まとめ

宅建士の資格は、不動産取引の実務にとどまらず、幅広い副業に生かせる強みがあります。専門知識を活用できる副業であれば、収入を増やすだけでなく、将来のキャリア形成にも良い影響を与えるでしょう。

一方で、専任の宅建士である場合や、勤務先の就業規則によっては、副業に制限を受けることもあります。自身の状況を事前に確認したうえで、副業を検討することが大切です。自分に合った副業を選び、時間管理を適切に行って収入とスキルの向上を実現しましょう。

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武井 利明
武井 利明
住宅メーカーに約20年営業職で勤務。現在は住宅専門ライターとして住まいの選び方、土地の選び方、ローンを含めた資金計画、プラン、メーカー比較、リフォームなど、幅広いテーマで多数のメディアに執筆。人気動画サイトの住宅系動画脚本なども手がける。営業マン時代に培った知識と経験を生かし、これから家を建てる方の悩みや疑問、不安を解決する記事を得意としている。

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